ご紹介します。
ゆいの家主宰、高石知枝さんです。
高石さんの公式ブログはこちら
心と体に幸せを運ぶ自然(じねん)料理の普及活動をされています。念願の小冊子「しあわせのたね」も創刊されました。
高石さんは、小中学校の教師をされていました。
とりわけ中学校で、荒れている子供に対して、どうしたものかと心を砕いている時、ある講演会で「そんな時は、子供にあれこれうるさく言わんでいい。ごはんだけはきちんとつくれば必ずよくなる」という話を聴き、衝撃を受けたそうです。(ヨガでは、脳細胞を含めて全て食べ物がその材料になっていると教えております。悪食をすれば思考回路だっておかしくなり、すぐ切れたりするのは当然です)
そこで、子供を育てて行く過程で、食だけは手を抜かないと決心したのです。
高石さんにお会いして何日か後、彼女の運営するゆいの家に、遊びに行くことになりました。そして高崎駅に迎えに来てくれました。そして駅直結の大型量販店で、初めて彼女の息子さんを紹介されたのです。
「息子です。大学に受かったところです」
「あっそう、それはよかったね。ところでどこの大学?」
「ええ、まあちょっと」
「そう言わずに教えてよ」
「大したことないですから」
としばらく息子さんと、押し問答のような雰囲気。
「教えなさい!」
「・・・・東大です」
「えっ!」
「・・・・・・」
「で、何学部?」
「いやいや大したことないですから」
「言って!」
「医学部」
「え~っ」
ご存じのように、東大医学部と言えば日本の最難関のコース。
大学時代、劣等生だった私にとっては高嶺の花。
息子さんと別れて後、車の中で高石さんに聞きました。
「高石さん、やっぱり元教師だけあって教育熱心なんだ」
「いえ!私は学校教育に疑問を持って、途中で教師を辞めたくらいです。息子の成績には一切関心ありませんでした」
「へえ~、そうなの。ではいい遺伝子を持っている家系なんだね」
「いえ、誰一人東大出なんていません。主人も高校卒だし、私も地方の大学です」
「それは、やはり食事の効果だね」
「そうだと思います」
「だったら『えっ、何でうちの息子が東大に!』と言うタイトルで本を書いたら売れるよ。いくらでも出版社を紹介するから」と。
そして話がトントン拍子に進み、高石さんが原稿のゲラを、後日届けてくれたのです。
それを家族に見せたところ、何と私の息子達が「あれ、この高石さんと言う人の食事の内容、うちのお母さん(つまり私の妻)とそっくりだ」と言うではないですか?
実は、私が体を壊し、ヨガに出会って自然食の大切さに気づき、家内が本当に協力してくれたのです。特に子供が小さい時に、マクロバイオティックなどやったものですから、それは大変でした。
でもそれが効を奏したのか、我が家の息子達は、とても考えられないくらい優秀に育ってくれました。(これ以上言うと自慢に聞こえるのでこれくらいに控えますが・・・)それほど勉強をしているとも思えないのに・・・・むしろ私の方がガリ勉だったような気がします。
そう言えば、私自身小学校の5年の時に父が亡くなり、母子家庭となりました。子供が腹を空かせてはかわいそうと思ったのか、いつも安いお菓子のくずを灯油缶いっぱいに買っていました。そしてそれをお腹いっぱいになるまで、ボリボリ食べていました。
だから私は、夕ご飯をしっかり食べた記憶がないのです。そのせいか、勉強をしようとしてもいつも頭がボーっとしているのです。
今から思えば、それが食べ物の影響だとよくわかるのですが・・・。
小学校、中学校、高校、大学に上がるにつれ、成績が急降下するのです。大学時代は、まさに可が山のようにあって優はちょぼちょぼの可山優三(加山雄三)ならぬ可山優一だったのです。
頭も体も強くするのは、食事です。
★後日談ですが、ベストセラーになる可能性のある本の企画は没になりました。なぜなら出版社とのやりとりで、もっと俗っぽく書いて欲しいという要望に対し「そんなミーハーな内容では、私は書けない」と言うことになってしまったのです。(あ~、なんて、もったいない!)
でもそれが高石さんのいいところ。そのくらいこだわりが強く、大衆に迎合せず、本物を求めている女性です。
その高石さんと下記のようなコラボを企画しています。
楽しみにしておいて下さい。