多くの人がマインドコントロールにかかっている。
それは「どこか会社に就職しなければ、食べていけない」というものだ。
だから職を失うとたちまち元気をなくす。
そして新たな働き口がなければ不安になる。
まして派遣社員は深刻だ。
派遣切りに会うとお先真っ暗と思ってしまう。
本当は、ここで発想転換をして欲しいのである。
たった今からこのように考え方を変えよう。
「仕事を探すのではなく、仕事を生み出そう!」と。
実際、仕事を生み出そうとすれば、山のようにある。
世の中には、いろんなニーズがあるからだ。
つまり不便なこと、困ったことは、ごまんとある。
それを解決してあげればそれが仕事になる。
私は、39歳の時に起業した。
多くの人と同じように
「給料と言う固定給がなくなると、食べていけないのではないだろうか」
という思い込みで、とても不安を感じた。
幸い「類は友を呼ぶ」の教えではないが、
独立した友人ばかりが引き寄せられ、
そんな彼らに刺激され、今まで山あり谷ありだったかも知れないが
やって来ることができた。
「人は環境の動物である」
私の子供の頃、近所の人達で誰一人サラリーマンはいなかった。
思い出してみると、
お隣は「鰹節屋」そこから順に「家具屋」「建具屋」「芋菓子屋」「八百屋」
「味噌・醤油屋」「お茶屋」「乾物屋」「化粧品屋」「食堂」「喫茶」「洋品店」「肉屋」
中には「映画館」もあった。
ちなみに、私のところは「魚屋」である。
全て自営業である。
多分終戦後、何もないところから皆、創業してきたに違いない。
このように周りが全て自営業だと、サラリーマンと言う意識はない。
自分の手で、自分の食い扶持を探して来るのがあたり前と言う発想になる。
今では、一億総サラリーマンの時代になってしまった。
しかし、そろそろもう一度、一億総自営業になることが、
日本の未来を開くことになると私は確信する。
とりわけITの環境が整い、どこにいても起業できる環境が整った。
幸い政府の方針として、大企業に勤めている人が、
脱サラする時に、年間650万円を2年間補助しようなんてことも検討されている。
また銀行から融資を受けた時、社長が個人保証する制度も止めようとしている。
とてもいいことだ。私が創業した時とは、大違いである。そして羨ましくもある。
自分の能力を最大限開花させるためにも、起業をおすすめする。
[わくわく成功講座 No.278]
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