目的と手段を間違えないこと

今、最も企業が注目する大学はどこか、ご存じだろうか?

それは東大、京大、あるいは早稲田、慶応でもない。

秋田にある国際教養大学である。

なぜなら、一言で言うと英語を学ぶことを目的としないで、英語で学んでいるからだ。

全ての大学は、グローバル化と言いながら、英語を学ぶ。

つまり英語を学ぶことが目的になっている。

しかし英語はあくまで、道具である。コミュニケーションの手段である。

その手段が目的になると、訳がわからなくなる。

本来、お金は道具であったはずである。それがいつの間にか目的となる。

そのなれの果てが、マネーゲームであり、今の世界の混乱は

このマネーゲームの行き過ぎが原因だ。

私達が何か能力を身に着けようとする時、この目的と手段を

ごっちゃにすることが往々にして多い。

本来、パソコンのソフトである、ワードやエクセル、パワーポイントなども、

私達の考えを表現するための道具に過ぎない。

ところが、その道具を学ぶことが目的となってしまう人がいる。

その道具を増やすためいろんな資格を取る。

私の友人は、皆仕事ができる人が多い。

それらのソフトを使いこなしている人が大半だ。

でも彼ら、彼女達は、決して学校に行って学んでいない。皆独学だ。

[わくわく成功講座 No.213]